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仏教の思想と歴史(9. 小乗仏教I)

「原始仏教」から「小乗仏教」の時代へ釈迦の死後も仏教の教団は存続しました。釈迦自身が教えを広めた期間から釈迦の死後間もない期間の仏教のことを「原始仏教」または「初期仏教」と呼びます。この頃は、釈迦の直弟子が存命だったため、釈迦の教えが原型に近い形で保持されていたと考えられます。そして釈迦の死後100年~150年ほど経過すると、仏教教団がバラモン教と並ぶ社会的地位を得るとともに、その教えも変化...

仏教の思想と歴史(8. 釈迦の死後)

経典の作成 釈迦が亡くなった後、弟子たちは釈迦の教えを後世に残すために経典を作りました。釈迦自身は自分の教えを文章にして残さなかったため、弟子たちは記憶を頼りに釈迦の教説を文章にまとめたのです。経典の多くが「如是我聞(このように私は聞きました)」から始まっているのは、そのためです。 傾向として、初期の頃に作られた経典ほど釈迦の素朴な言行録としての性格が強く、後に作られた経典ほど教理が整備・...

超訳・般若心経

超訳・般若心経 シャリホツ「ゴータマさん!仏の悟りとは一体何なのですか?教えて下さい!」 カンノン菩薩「こらこら、シャリホツ君。ゴータマさんは今瞑想で忙しいのですよ。」 シャリホツ「えー!だって今すぐ知りたいんだもん!」 カンノン菩薩「仕方ないですね。それでは私が代わりに教えてあげましょう。」 シャリホツ「うーん、本当はゴータマさんに教えてもらいたかったんだけどなぁ。」 ...

仏教の思想と歴史(7. 釈迦の教えIII)

空(くう)仏教における重要な概念の1つに「空」がある。「空」とは「実体がない」という意味である。 仏教では、あらゆる物事は「空」、すなわち実体がないと考える。なぜかというと、すべては「縁起」によって一時的に形成されていて固定的な姿や特徴をもたないからである。 般若心経という経典に「色即是空」という有名なフレーズがある。「色」とは知覚の対象となる物質的存在のことである。すなわち、このフレー...