2019年 3月 の投稿一覧

中野毅『中野宗教社会学の世界』グローバル化する世界と宗教 を読む(4)

― (3) からつづく ―

以下、特に個人的に興味が惹かれた部分のみ覚書

【中野毅・近年の論考】
1. グローバル化する世界と宗教
  グローバリゼーション論の諸相と宗教

1. はじめに
2. グローバリゼーション論の諸相

(1) ウォーラーステインによる世界システム論
・世界を単一の場として捉える P25
・ブローデルから受け継いだ…「経済=世界」P26
(2) マイヤーによる国民国家のグローバル・システム論
・「世界=文化」P28
・国民国家…特徴…「国民教育」P29
・日本…立憲民主制的近代国民国家に国家神道的なものを結合 P29
(3) ギデンズの再帰的近代化論
・「モダニティ」P30
・18世紀に始まる機械時計の発明と普及によって、時間は空間から分離された均一の次元を表紙するものとなり…定量化P30
・時間の尺度では未来より過去により多くの比重をかけている P31
3. 複合過程としてのグローバリゼーション論 ― ロバートソン
(1) 初期の研究と基本思想
・「世界の圧縮」と「世界は一つの全体であるという意識の増大」P32
・20世紀にはいると、世界が「単一の場」…全体がますます相互依存的に「グローバルな全体」
・「世界社会」P32
(2) グローバル・フィールド
・「国民国家的初社会」P34
(3) 相対化
・宗教が認知的準拠の重要な資源として参入 P35
・「共通の人類」…「世界市民」…自分という一個の人間は世界人類というものの一人…セイフ・アイデンティティー P35
(4) 普遍主義/個別主義の問題 - グローカリゼーション論へ
・グローバルなローカル化 P36
・宗教的ファンダメンタリズムが勃興
4. 結びにかえて:宗教参入の諸相
・ロバートソンによれば、グローバリゼーションは世界を単一のシステムとして結合する運動であり、同時に、世界の異なった人々をグローバルな意識で結びつけていく。P37
①世界神学(world theologies)の発展
・日本で誕生した創価学会が、創価学会インターナショナル(SGI)として世界190国以上に広がり、かつ日本人や日系人の間のみではなく、様々な文化的社会的背景をもった人々に間に受容されている事実などにも、現代における新宗教運動のグローバル化をみてとることができる。
②宗教的なナショナリズムの展開
・拒絶する価値や文化の象徴的表現が「カルト」イメージとなる。P39
・反カルト運動がカルトを社会的分解的逸脱と見なして弾劾する行為は、潜在的ナショナリズムの表出 P39
(以上、二つの抜書きについて、わたしは反対である。“破壊的カルト” とはイメージではなく反社会的信仰を指しているという経験則を有しているから)
③9.11テロの衝撃と背景
(この論考は、実に参考になったが、いまはダイジェスト、抜書きは省略する)

― (5) につづく ―




中野毅『中野宗教社会学の世界』を読む (4)

― (3) からつづく ―

以下、特に個人的に興味が惹かれた部分のみ覚書

【中野毅・近年の論考】
1. グローバル化する世界と宗教
  グローバリゼーション論の諸相と宗教

1. はじめに
2. グローバリゼーション論の諸相

(1) ウォーラーステインによる世界システム論
・世界を単一の場として捉える P25
・ブローデルから受け継いだ…「経済=世界」P26
(2) マイヤーによる国民国家のグローバル・システム論
・「世界=文化」P28
・国民国家…特徴…「国民教育」P29
・日本…立憲民主制的近代国民国家に国家神道的なものを結合 P29
(3) ギデンズの再帰的近代化論
・「モダニティ」P30
・18世紀に始まる機械時計の発明と普及によって、時間は空間から分離された均一の次元を表紙するものとなり…定量化P30
・時間の尺度では未来より過去により多くの比重をかけている P31
3. 複合過程としてのグローバリゼーション論 ― ロバートソン
(1) 初期の研究と基本思想
・「世界の圧縮」と「世界は一つの全体であるという意識の増大」P32
・20世紀にはいると、世界が「単一の場」…全体がますます相互依存的に「グローバルな全体」
・「世界社会」P32
(2) グローバル・フィールド
・「国民国家的初社会」P34
(3) 相対化
・宗教が認知的準拠の重要な資源として参入 P35
・「共通の人類」…「世界市民」…自分という一個の人間は世界人類というものの一人…セイフ・アイデンティティー P35
(4) 普遍主義/個別主義の問題 - グローカリゼーション論へ
・グローバルなローカル化 P36
・宗教的ファンダメンタリズムが勃興
4. 結びにかえて:宗教参入の諸相
・ロバートソンによれば、グローバリゼーションは世界を単一のシステムとして結合する運動であり、同時に、世界の異なった人々をグローバルな意識で結びつけていく。P37
①世界神学(world theologies)の発展
・日本で誕生した創価学会が、創価学会インターナショナル(SGI)として世界190国以上に広がり、かつ日本人や日系人の間のみではなく、様々な文化的社会的背景をもった人々に間に受容されている事実などにも、現代における新宗教運動のグローバル化をみてとることができる。
②宗教的なナショナリズムの展開
・拒絶する価値や文化の象徴的表現が「カルト」イメージとなる。P39
・反カルト運動がカルトを社会的分解的逸脱と見なして弾劾する行為は、潜在的ナショナリズムの表出 P39
(以上、二つの抜書きについて、わたしは反対である。“破壊的カルト” とはイメージではなく反社会的信仰を指しているという経験則を有しているから)
③9.11テロの衝撃と背景
(この論考は、実に参考になったが、いまはダイジェスト、抜書きは省略する)



マックス・ウェーバー『職業としての学問』

 おいこら、愚図愚図してないで、自分の為すべきことを為せ! と往復ビンタを喰らったような読後感が爽快だった! ドМなわたしには、もってこいの一冊である。しかも薄いので、再読するにも、一日あれば読めるのだから。


 (教育や学ぶことの意味は)頭はあるが未訓練の人々に理解させ、かつ――われわれにとってはこれこそが大切なのであるが――これらの問題をみずから考えていくように解説するということは、おそらく教育上もっとも困難な課題であろう。


 (生活や生きることにあって)もっとも困難なのは、この日常茶飯事、、、、、に堪えることである。かの「体験」をもとめる努力も、この意味の弱さからきている。というのは、弱さとは結局時代の宿命を正面まともにみることができないことだからである。

 ここで言われている「体験」というのは、哲学や宗教を信じて、それらにある真理や教義にある「摂理」や「奇蹟」を体験しようと、滝に打たれたり、神秘体験を求めようとすることである。
 広義に言えば、日常の退屈さや抑圧に堪えられず、祭りに参加して騒ぐとか、ある種のサークルに通って、鬱積を晴らすということでもある。無論それが悪いものだと言うことではない。そういうものが無ければ、恐らくほとんどの人は気が狂うからだ。


 (教えることによって、あるいは明確に事実を示すことによって)各人にたいしてかれ自身の行為の究極の意味についてみずから責任を負う、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、ことを強いることができる。あるいはすくなくとも各人にそれができるようにしてやることができる。


 表紙にある紹介文が見事なので、最後にそれを少し改変して引用しておく。
 事実のかわりに世界観を、認識のかわりに体験を、教師のかわりに指導者を欲する、こうした風潮は鍛えらるべき弱さだと批判し「日々の仕事(ザッハ)に帰れ」と叱咤したウェーバーの名高い講演録。

 空想で理想の世界観(たとえば古事記をもとにした世界観)を作り、自己が認識の主体者であるこを忘れ、部分的な体験価値ばかり宣揚して尊び、自分ではあまり学ばずに強力な指導者を求める。ナチスにしても日本の軍国主義にしても、こうした方向性が招いた災厄であろう。
 だが、ウェーバーは言う。個人は集合意志には逆らえない。だから、戦争が起ころうが政治が暴走しようが、自分は自分のことをやれ! と言っているのだ。他人からしたら悪魔を崇拝しているように見えても、自分の神を見つけだして、それを崇拝して生きろ! と。デーモニッシュでいいのだ、と。

YouTube公式チャンネル SOKAnetチャンネル 番組を配信中

​YouTube公式チャンネル 学会のVOD番組を配信中 学会のYouTube公式チャンネルに、SOKAチャンネルVOD(ビデオ・オン・デマンド)の番組6本が配信されている。 視聴できる番組は次の通り。 1 笑顔記...

スティーブン・W・ホーキング『ホーキング宇宙を語る』

 アインシュタインとかホーキングとかいう知の巨人の思考というのはやはり凄い。なにが凄いかといえば、「常識」の枠を外して思考しているからだ。
 本書で一番凄い発想だと思ったのは、恐らくホーキングが宇宙論(虚時間と実時間がバランスしあっているというモデル)を引き出すのに、時間の矢を思索した部分だ。

 つまり、われわれの生体的時間(現実感覚の時間)の矢は、現在から未来という方向をむいているが、精神の世界というのは、未来を予測することも多少はできるが、基本的には、記憶も知識も過去に学んだものを引き出すという、現在から過去の方向に時間の矢がむかっている(精神的時間)という点から、正確に宇宙を記述しようとするなら、現実に観測できる生体的時間の方向と、精神の世界だけにある精神的時間の方向を統合しなければならないと考えついた部分だろう。
 
 生理的時間は未来に向かっていて、精神的時間は過去に向かっている。
 人間がそういう矛盾を抱えているなら、宇宙もまたそうであろうと発想できるのが驚きだということだ。
 したがってホーキングは、もしも正確に宇宙が記述できるとした、現実の観測データが半分、観測は出来ないが思考実験や仮説が半分、そのような理論になるだろうと予測しているわけだ。
 常識にとらわれない、柔軟な考え方だ。何でもかんでも実証データがなければ事実とは言えないなどという屁理屈屋ではないということだし、実証データが何一つないのに、俺の言ってる思想は正しいと息巻く傲慢家でもないということだ。

 途中、電子や原子のスピン運動について述べているのだが、そうしたスピンの中心軸(あるいは中心点)は一定ではないということは目から鱗であった。相対論から推測すれば極めて当たりまえの理論なのだが、それに気づけないのが、常識に捉えられている自分なのだなァとつくづく思ったしだい。

 ブラックホールは質量無限大になっても、熱力学第二の法則にしたがい、少しづつエネルギーを放出してやがて崩壊するのを発見するくだりなど、読んでいて興奮した。頭よすぎるだろう……と。
 ただ崩壊するまでに100億年とかかかるから、人類がそれを見れる可能性はほぼないとか、思索で到達できるスーケルの大きなに思わず唸ったわけだ。

池田先生の言葉刻んだ石碑

3/29
今日の一面

イタリア ペーザロ市で除幕
池田先生の言葉刻んだ石碑
石碑の言葉
わが生命力を発揮して
歴史をつくるのだ


仰々しく言ってますが、
石碑を用意して、

土地を借りるか、買った代金を、
ちょっと多めに払っただけの事ではないか。

と、ボクは思うわけです...。


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2019年3月29日 偉大な使命の人生だ。 「これだけは!」と 誇れる自分史を残そう。 一日一日を悔いなく 充実と向上の歩みを!